普及活動
小学生のための歌舞伎体験教室
8月24日(土) 発表会
いよいよ第一部一班の発表会の幕が開きました。どの児童も初日からは想像が出来ないほどの成長ぶりでした。舞台上では、子どもたちが自信を持って演じる姿が見られ、観客からは拍手が沸き起こりました。先生方も舞台袖から心配そうに見守っていました。
つづく修了式では、中村梅玉副会長より、熱心な講評の後、代表の工藤役の児童に修了証書が授与されました。
休憩をはさんで、主任講師がスライドを見ながら前日までの体験の様子を報告しました。
第二部二班は、主任講師の体験教室の報告ののち、休憩を挟んで『寿曾我対面』の発表を行いました。
舞台から楽屋にもどった児童たちのほっとした顔ややり遂げたという自信にあふれた顔、友達との別れを惜しむ様子など、多彩な表情を見せていました。「また来年もやりたい!」と目を輝かせる子もいました。また、興奮冷めやらずお化粧を落とさずにそのまま帰ろうとする児童もいました。
この夏休みの体験が、参加した児童と保護者の方々に取って思い出深いものになることを祈っています。そして何より、歌舞伎を身近なものに感じてくれたならば嬉しいです。今後はぜひ観客として歌舞伎の舞台にも足を運んでもらいたいと思います。この経験を通じて、新たな文化への扉を開いた彼らの未来に期待しています。