普及活動

小学生のための歌舞伎体験教室

2022年 小学生のための歌舞伎体験教室

7月23日~7月28日
体験教室 ≪講師紹介≫

歌舞伎体験教室 7月23日(土)~7月28日(木)

夏休み中の6日間にわたって行われる歌舞伎体験教室。初日から6日目の発表会まで、体験の内容を紹介します。

7月23日(土) 開講式、ワークショップ・鬘(かつら)と衣裳の体験、歌舞伎の演技の体験

開講式では、はじめに中村梅玉副会長のご挨拶と主任講師の紹介がありました。続いて、班ごとに児童と講師で記念撮影。初日のプログラムは、鬘と衣裳の体験。床山さんが、加賀鳶独特の「加賀鉞(かがまさかり)という鬘を紹介しました。また豆手(まめて)といわれる手ぬぐいで「喧嘩かぶり」を作り上げるところを見学しました。天神町梅吉役の児童が代表で、当日の舞台衣裳を着せてもらいました。『加賀鳶』のお稽古は、「本読み(セリフの稽古)を行いました。

7月24日(日) 歌舞伎音楽(鳴物)の体験、歌舞伎演技の体験

コロナウイルス感染防止のため、今回は楽器にはさらず、歌舞伎囃子協会会員の歌舞伎の下座のお話と演奏を聞きました。『加賀鳶』の稽古では、革羽織のたたみ方と動きをつけたセリフの稽古をしました。

7月25日(月) 歌舞伎音楽(長唄)の体験、歌舞伎の演技の体験

鳥羽屋里夕さんとその社中による長唄や三味線についてのお話、歌舞伎で使われる曲についての紹介があり、最後は『勧進帳』の生演奏を聞きました。『加賀鳶』のお稽古は、革羽織を着て鳶口を持っての稽古です。

7月26日(火) 立廻りの体験、総ざらい

歌舞伎俳優による模範演技を見学したあと、刀を使った基本的な立廻りの動きを体験しました。立廻りは斬り合いや格闘の場面で行われる様式的な動きで、歌舞伎の魅力的な演出のひとつです。『加賀鳶』のお稽古は、「総ざらい」と言って、狂言作者、附打(つけうち)、長唄、鳴物の皆さんが参加して、柝(き)やツケ、唄と三味線に太鼓などの生の演奏に合わせ、明日の舞台稽古に向けて最後の調整を行いました。

7月27日(水) 舞台稽古

羽二重をかけ、化粧をしてもらい、衣裳をつけて初めて小劇場の舞台を踏みました。明日の発表会に向けて緊張が高まります。

7月28日(木) 発表会

わずか5日間のお稽古で立派に舞台務めた児童たちに、ご来場の皆様から大きな拍手が送られました。修了式では、中村梅玉副会長より、代表の梅吉役の児童に修了証書が授与されました。

講師紹介

中村梅玉
指導監修

中村時蔵
指導

嵐橘三郎
指導、化粧

中村歌昇
指導

鳥羽屋里夕
長唄(三味線)の指導

中村吉三郎
指導、化粧

中村蝶十郎
指導、化粧

中村又之助
指導、化粧

中村吉兵衛
後見、立廻り指導

中村吉二郎
後見、立廻り指導

中村蝶三郎
後見、立廻り指導

中村梅秋
後見、立廻り指導

中村京由
指導

中村梅寿
後見、立廻り指導

坂東彌風
立廻り指導

坂東彌紋
立廻り指導