STEP3 歌舞伎ワークショップ 8月9日(土)~15日(金) |
七日間にわたって行われた歌舞伎体験教室。開講式では緊張気味だったみんなも、最後の発表会では立派に「寿曾我対面」の舞台をつとめあげました。すばらしい舞台にいたるまでの様子をリポートします。各日ごとに写真をたくさん掲載した詳細ページがあります。ぜひそちらもご覧ください。 |
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9日(土) 開講式、小道具にふれる、演技の基礎の実習(1) |
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一週間の歌舞伎教室がはじまります。開講式では中村雀右衛門会長と、吉右衛門担当理事から心得をうかがいました。最初は神妙な面持ちだった子どもたちも、“馬”の登場で一気に和やかに。誰が乗るかを決めるのに全員でジャンケン。初めてのお稽古では、皆恥ずかしくて小さな声でもじもじ・・・。今だからいえますが、講師の先生方は「本当に大丈夫だろうか」とみんな心配していました。 |
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10日(日) 歌舞伎の扮装を体験、演技の基礎の実習(2) |
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二日目は目の前で結髪の技術を見学しました。床山さんがなれた手つきで鬘を結う姿に、思わず身を乗り出して見学。鬘を持ってみて重さにビックリ。つづいて傾城・大磯の虎の衣裳の着付けを体験。衣裳を何枚も重ねたり、鬘をつけるのに一苦労だったり。「みんな裲襠(うちかけ)を着て下さい」と時蔵先生が一人一人に着せて、衣裳の重さを体験してもらいました。「対面」のお稽古では、せりふのほかに動きや小道具の扱いも始まりました。 |
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11日(月) 立廻りの体験、演技の基礎の実習(セリフと動き) |
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かっこいい立廻りを見学します。あざやかなトンボ(宙返りの演技)や、ツケ打ちの迫力に拍手が起こります。続いて生徒たちによる立廻りのお稽古。三人一組で、プラスチックの刀をもって挑みます。
「対面」のお稽古は、今日から舞台の流れ通りに班単位で行います。一つ一つ振りをつけてもらい、小道具のあつかいなど細かな点も徐々に習いはじめます。 |
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12日(火) 歌舞伎音楽の体験(長唄)、演技の基礎の実習(役ごとに) |
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長唄の鑑賞から始まります。「勧進帳」の演奏は、予想以上の迫力で、みんな真剣に聴き入っています。全員で行った三味線のお稽古は、バチの扱いに四苦八苦。コツをつかんだ生徒から、徐々にひけるようになっていきました。
「対面」のお稽古では、長袴のあつかいなど明日の総ざらいに向け熱心にお稽古が行われます。 |
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13日(水) 歌舞伎音楽の体験(黒御簾)、演技の基礎の実習(総ざらい) |
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黒御簾音楽を体験。風の音や、雨の音、雷の音と、自在に音を作り出す太鼓を聴きます。「この音は何?」との質問に「ハイ!」と元気よく手を上げて答える生徒も沢山います。
「対面」のお稽古では明日の舞台稽古に向けて総ざらいを行います。 |
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教えるほうも教わるほうもみんな真剣そのもの。緊張した空気の中、演技が終わると、見学していた他の班から思わず拍手が沸きます。 |
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まずはじめに舞台装置の説明を国立劇場舞台技術部のスタッフに説明していただきました。大道具や照明を自在に操るスタッフの皆さんのお話はどれも参考になります。
続いて舞台稽古です。初めてのお化粧、衣裳、鬘、舞台・・・どれも初体験で、楽屋は大忙し。それでもみんなはじめての舞台とは思えないほど落ち着いていて、大きな声でセリフも場内に響きます。お忍びで見学にきた雀右衛門会長も満足そう。スタッフの心配をよそに、のびのびと演技する生徒たち、発表会の期待が高まります。 |
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発表会当日。昨日に続き楽屋は大忙し。場内は父兄が大勢詰め掛けて、大賑わい。そんな中で生徒たちはワークショップの成果を存分に発揮しました。どの班の舞台も生徒たちのエネルギーが満ちて素晴らしく、場内からは惜しみのない拍手が贈られました。 |
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