伝統歌舞伎保存会

平成19年 小学生のための歌舞伎体験教室

7月8日 鑑賞教室+バックステージ・ツアー
7月16日 ガイダンス/鬘(かつら)あわせ
8月8日 ワークショップ
8月10日〜16日 体験教室
≪講師紹介≫

 

歌舞伎鑑賞教室+バックステージツアー 7月8日(日)
会 場 国立劇場大劇場

 

終演直後、福助さん(左)と松江さん(右)からご挨拶
 『歌舞伎のみかた』の解説と『新版歌祭文─野崎村─』を観劇しました。

 参加児童は総勢160名。終演後、児童の皆さんは舞台に上がり、『新版歌祭文』に出演した中村福助さん、中村松江さんから話を聞きました。そのあと、国立劇場舞台技術部の協力により、照明、効果、セリの上げ下げ、廻り舞台の動きなどを実際に体験しました。

 

【バックステージツアーの様子を写真でご紹介しましょう】
花道を通ってステージに上がります 国立劇場舞台技術部の織田部長から、舞台機構についてのお話を聞きました

 

夕焼けを照明で再現。照明の変化で
一日の光の移り変わりを体験しました
赤貝の貝殻を擦り合わせて、カエルの鳴き声を出してみます

 

廻り舞台が動きます。そのスピードにびっくり 背景を降ろして、大道具の大きさを体験

 

“セリ”を上げて、舞台の機能を紹介 雪籠(ゆきかご)を揺すって、紙の雪を降らせてみました

 

 

ガイダンス/鬘(かつら)あわせ 7月16日(月・祝)
会 場 国立劇場 伝統芸能情報館、東京鴨治床山株式会社

 

 体験教室カリキュラムの説明、体験する演目の解説、配役発表。
 まず、全員でガイダンス。團蔵さんから、昨年の教室の様子や、『寿曾我対面』の説明を受けました。発表会の舞台の様子が画面に映ると、美しい衣裳に子供たちの目も輝きます。
 そのあと、部屋ごとに分かれて、浴衣の着付、立居振舞のお稽古を行いました。浴衣の着付と立居振舞の稽古では、浴衣を着て立ったり座ったり、扇子の扱いを教えてもらったりと、かわいい姿でこれからはじまる教室に向けて、皆一生懸命でした。

 

【ガイダンスの様子を写真でご紹介しましょう】
今年は1班増えて4班に。会場も一杯です 開講式までに自分で浴衣が着られるように、
何度も帯を結んでみます

 

 

近江・八幡役の子供たちは足肉(あしにく)を試着しました 扇子の扱い方のお稽古。皆さん綺麗な形ですね

 

 

【鬘(かつら)あわせの様子を写真でご紹介しましょう】
ガイダンスの後、『寿曾我対面』の発表会に向けて、配役ごとに〈鬘あわせ〉を行いました。歌舞伎の鬘は、一人一人の頭の形にあわせて銅の台金(だいがね)で土台をつくり、毛髪を植え込んだ羽二重(はぶたえ)をそれに貼ってつくります。髪型を結い上げるのは床山(とこやま)さんの仕事です。鬘師の方々がピッタリと頭に合うように仕上げていく手仕事に見とれながら、歌舞伎がたくさんのスタッフの力で作られていく様子を実際に体験します。

 

歌舞伎ワークショップ 8月8日(水)
会 場 江戸東京博物館ホール
出演 市川團蔵、中村歌昇、中村芝雀、中村時蔵、他
長唄:鳥羽屋里長社中
鳴物:歌舞伎囃子協会
つけ打ち 丹崎健一

 

【ワークショップの様子を写真でご紹介しましょう】
 「平成19年度 小学生のための歌舞伎体験教室・歌舞伎ワークショップ」が、江戸東京博物館ホールで開催されました。今年は、中村歌昇さん、中村芝雀さん、中村時蔵さんによる楽しいお話と、市川團蔵さんが荒獅子男之助に扮するまでを舞台の上で披露する、豪華な内容。小学生とその保護者や一般の方々が大勢参加しました。
 開演すると場内は真っ暗になり、舞台の中央に大きなガマ蛙が・・・そのガマの中から、中村歌昇さんが登場してワークショップが始まりました。

  

ガマが登場して大暴れ! 舞台に登場する馬に乗ってもらいました

 

みんなで“見得(みえ)”をやってみます “差金(さしがね)”の蝶や鳥を扱ってみます

 

「この音は何をあらわす音?」雨音や風音を聞きました
“雷車(らいしゃ)”で雷の音を出します

 

“雨うちわ”を体験しました 波の音を出してみます

 

團蔵さんによる隈取(くまどり)の実演 舞台で立派な衣裳を着けて行きます

   

中村梅枝さんによる『京鹿子娘道成寺』の実演
衣裳が一瞬で変わる「引き抜き」を見ました

 

 

 

歌舞伎体験教室 8月10日(金)〜16日(木)

今年も、夏休み中の7日間にわたって行われた歌舞伎体験教室。昨年、一昨年にも体験教室に参加し、ちょっと大きくなって、再挑戦してくる子供たちもちらほら。声の出し方、浴衣の着方などいろいろな場面で初参加の子供たちをリードしてくれました。
子供たちは講師陣とともに稽古を重ねて、舞台に真剣に取り組み、最終日の発表会ではすばらしい『寿曾我対面』の舞台をつとめあげました。各日ごとに写真をたくさん掲載した詳細ページがあります。ぜひそちらもご覧ください。

 

10日(金) 開講式、衣裳と鬘の体験、歌舞伎の演技の体験
開講式では中村雀右衛門会長・中村梅玉担当理事の挨拶、講師陣の紹介のあと、子供たち、保護者と講師陣で記念撮影を行いました。初日の体験教室は、女方の鬘の結髪(けっぱつ)を見学。大磯の虎役の児童が、傾城の鬘と衣裳を体験し、衣裳の重さにみんな驚いた様子でした。そのあと、『寿曾我対面』の「本読み(セリフの稽古)」をそれぞれの配役に分かれて行いました。
 

 

 

11日(土) 歌舞伎音楽を体験する(その1)、歌舞伎の演技の体験

竹本(義太夫)の語りと太棹(ふとざお)三味線を聴きました。竹本泉太夫さんの紙芝居風の義太夫解説は、大好評。大きな笑い声を出して義太夫を稽古しました。三味線は鶴澤寿治郎さん。俳優講師たちの動きを見ながら、義太夫にあわせた動きも体験。演技の体験では、役ごとにセリフと動きの稽古を行いました。

 

 

 

12日(日) 立廻りの体験、歌舞伎の演技の体験

 

立廻りの実演を見学しました。市川新七さんを中心とした迫力ある立廻りにみんなくぎ付け。その後、二人一組になって立廻りの体験。先生が教えてくれる型を真似て、みんなかっこよく決まりました。
 

 

 

13日(月) 歌舞伎音楽を体験する(その2)、歌舞伎の演技の体験

 

6年生は鳥羽屋里夕先生たちの指導で、長唄三味線で、「蛍(ほたる)来い」を一曲弾けるまで練習。4・5年生は田中傳次郎先生の指導で鳴物楽器の合奏を楽しみました。
 

 

 

14日(火) 歌舞伎の演技の体験

 

この日は『寿曾我対面』の”総ざらい”。つけ打ちや下座音楽も入れての通し稽古をしました。演技をしている班をお互いに見学して、セリフや振りを確認しました。小道具の扱いかた、型の修正なども入念に確認。
 

 

 

15日(水) 歌舞伎の扮装の実習、舞台稽古

 

初めて化粧をして、衣裳・鬘をつけて舞台稽古に挑みました。化粧をしてもらい、衣裳をつけ、最後に鬘をかぶせてもらいます。長袴は舞台で・・・と楽屋も舞台も本番さながらの忙しさ。先生たちに手伝ってもらいながら小さな役者さんのできあがり。舞台でしかできない、立位置(たちいち)の確認など明日の本舞台を控えて入念な稽古を行いました。
 

 

 

16日(木) 発表会

 

一週間の体験の成果を披露する発表会。みなとてもすばらしい役者ぶりで、客席から大きな拍手がおくられました。舞台の合間には、松江さんによる体験教室の報告があり、スライドを使って教室の様子も紹介されました。終演後は梅玉担当理事から講評とご挨拶があり、全員に修了証書が授与されました。
 

 

講師紹介

 

中村雀右衛門
総監修
中村梅玉
指導監修
中村時蔵
十郎の指導
市川團蔵
五郎の指導、「男之助」実演
中村歌昇
工藤の指導
中村芝雀
舞鶴の指導
市川右之助
女方の指導
中村松江
近江・八幡の指導
嵐橘三郎
親梶原・子梶原、鬼王、大名の指導、立役の化粧
中村吉三郎
親梶原・子梶原、鬼王、大名の指導、立役の化粧
竹本泉太夫
竹本の指導
鶴澤寿治郎
竹本の指導
鳥羽屋文五郎
長唄三味線の指導
鳥羽屋里夕
長唄三味線の指導
田中傳次郎
鳴物の指導
尾上菊三呂
女方の化粧
中村京紫
女方の化粧
市川新蔵
立役の化粧
市川新七
立役の化粧、立廻り指導
中村京三郎
女方の化粧
市川茂之助
五郎の後見、立廻り指導
尾上音之助
立廻り指導
尾上辰巳
立廻り指導
中村蝶之介
工藤の後見、立廻り指導
中村梅之
少将の後見
中村吉六
十郎の後見、立廻り指導
中村吉二郎
喜瀬川の後見
中村竹蝶
虎の後見
中村蝶三郎
大名の後見、立廻り指導
中村京珠
舞鶴の後見
中村梅秋
親梶原・子梶原の後見
中村京純
大名の後見
中村京由
大名の後見

 

 

サイトに掲載された文章・情報・写真・画像等の著作権・著作隣接権・肖像権は、伝統歌舞伎保存会が管理しています。無断での複製、使用、改変は固くお断りいたします。