伝統歌舞伎保存会

平成18年 小学生のための歌舞伎体験教室

7月9日 鑑賞教室+バックステージ・ツアー
7月16日 ガイダンス/鬘あわせ
8月1日 ワークショップ
8月3日〜9日 歌舞伎体験教室

 

歌舞伎鑑賞教室+バックステージ・ツアー 7月9日(日)
会 場 国立劇場大劇場

 

終演直後の梅玉さん(右)と芝雀さん(左)からご挨拶
 歌舞伎鑑賞教室として、市川男女蔵さんによる『歌舞伎のみかた』の解説と、『彦山権現誓助剣』の舞台を観劇しました。
 参加児童は総勢140名。終演後、参加児童の皆さんは舞台に上がって、『彦山権現誓助剣』に出演した中村梅玉さん、中村芝雀さんからのお話を聞いたり、照明の効果、セリの上げ下げ、廻り舞台の動き方などを実際に体験していただきました。

>>バックステージツアーの様子をビデオでご覧いただけます(6MB)
(Windows Media Player のプラグインが必要です。ダウンロードはこちらから)

 

【バックステージツアーの様子を写真でご紹介しましょう】
花道を通ってステージに上がります 国立劇場舞台技術部の織田部長から、舞台機構についてのお話をききました

 

夕焼けを照明で再現。照明の変化で
一日の光の移り変わりを体験しました
赤貝の貝殻を擦り合わせて、カエルの鳴き声を出してみます

 

背景を降ろして、大道具の大きさを体験 “照明バトン”を下げて、舞台装置を紹介

 

 

ガイダンス/鬘あわせ 7月16日(日)
会 場 国立劇場 伝統芸能情報館、東京演劇かつら株式会社

 

 体験教室カリキュラムの説明、体験する演目の解説、配役発表。浴衣の着付、立居振舞のお稽古をおこないました。
 まず、歌昇さんから、昨年の教室の様子や、「寿曾我対面」の説明を受けました。発表会の舞台の様子が画面に映ると、美しい衣裳に子供たちの目も輝きます。
 浴衣の着付と立居振舞のお稽古では、浴衣を着て立ったり座ったり、お扇子の扱いを教えてもらったりと、かわいい姿でこれからはじまる教室に向けて、皆一生懸命でした。

 

【ガイダンスの様子を写真でご紹介しましょう】
台本を手にして、自分の役を調べているのでしょうか・・・ 開講式までに自分で浴衣が着られるように、
何度も帯を結んでみます。

 

 

【鬘あわせの様子を写真でご紹介しましょう】
ガイダンスの後、『寿曾我対面』の発表会に向けて、配役ごとに〈鬘あわせ〉を行いました。歌舞伎の鬘は、一人一人の頭の形にあわせて銅の台金(だいがね)で土台をつくり、毛髪を植え込んだ羽二重をそれに貼ってつくります。髪型を結い上げるのは床山(とこやま)さんの仕事です。鬘師の方々がピッタリと頭に合うように仕上げていく手仕事に見とれながら、歌舞伎がたくさんのスタッフの力で作られていく様子を実際に体験します。

 

歌舞伎ワークショップ 8月1日(火)
会 場 江戸東京博物館ホール
出演 市川團蔵、中村歌昇、中村芝雀、中村時蔵、他
長唄:鳥羽屋里長社中
鳴物:望月太左衛門社中
つけ打ち 丹崎健一

 

【ワークショップの様子を写真でご紹介しましょう】
>>ワークショップの様子をビデオでご覧いただけます(15MB)
 「平成18年度 小学生のための歌舞伎体験教室・歌舞伎ワークショップ」が、江戸東京博物館ホールで開催されました。今年は、中村歌昇さん、中村芝雀さん、中村時蔵さんによる楽しい司会と、市川團蔵さんが『暫』の鎌倉権五郎に扮するまでを舞台の上で披露する、豪華な内容。小学生とその保護者や一般の方々が大勢参加しました。
 開演すると場内は真っ暗になり、舞台の中央に大きなガマ蛙が・・・そのガマの中から、中村歌昇さんが登場してワークショップが始まりました。

  

ガマが登場して大暴れ! 時蔵さん(左)、歌昇さん(中央)、芝雀さん(右)が実演もまじえながら解説します

 

舞台に登場する馬に乗ってもらいました 馬に乗った感想を聞いて、時蔵さんからも笑みがこぼれます

 

いたずら鼠を「エィ!」と退治してみせます
みんなで“見得”をやってみます

 

“差金(さしがね)”の蝶を扱ってみます 波の音を出してみます

 

「この音は何をあらわす音?」雨音や風音を聞きました
雷の音を出す“雷車(らいしゃ)”を鳴らしてみます

 

團蔵さんによる隈取の実演 舞台で立派な衣裳を着けて行きます

  

『暫』の豪快な動きを間近に見て、その迫力に驚嘆の声と拍手がわき上がりました

 

最後は出演者が全員そろってご挨拶

 

 

STEP4 歌舞伎体験教室 8月3日(木)〜9日(水)

今年も、夏休み中の7日間にわたって行われた歌舞伎体験教室。昨年、一昨年にも体験教室に参加し、ちょっと大きくなって、再挑戦してくる子供たちもちらほら。声の出し方、浴衣の着方などいろいろな場面で初参加の子供たちをリードしてくれました。歌舞伎体験教室卒業生(OB・OG)も、参加児童を誘導したり、刀をさしてあげたり、化粧を落としてあげたりする役目をつとめました。
子供たちは講師陣とともに稽古を重ねて、舞台に真剣に取り組み、最終日の発表会ではすばらしい「寿曾我対面」の舞台をつとめあげました。各日ごとに写真をたくさん掲載した詳細ページがあります。ぜひそちらもご覧ください。

 

3日(木) 開講式、浴衣を着ての歩き方、歌舞伎の演技の体験
開講式では中村雀右衛門会長・中村梅玉担当理事の挨拶、講師陣の紹介のあと、子供たち・保護者と講師陣の記念撮影を行ないました。今回は最初に西川箕乃助先生の指導で「浴衣を着ての所作の基本」を稽古。日ごろ着慣れない浴衣ですが、子供たちは扇子の扱いも上手に先生の動きを真似ていました。そのあと、「対面」の「本読み(セリフの稽古)」をそれぞれの配役に分かれて行いました。
 

 

 

4日(金) 衣裳とかつらの体験、歌舞伎の演技の体験

女方のかつらの結髪を見学。覗き込んで見る子供たちからはたくさんの質問。参加児童が、傾城のかつらと衣裳を体験し、衣裳の重さにみんな驚いた様子。その後、小道具の説明もあり、自分の役の小道具はどれ?・・・と興味深く見つめていました。演技の体験では、役ごとにセリフと動きの稽古を行いました。

 

 

 

5日(土) 歌舞伎音楽を体験する(その1)、歌舞伎の演技の体験

 

竹本(義太夫)の語りと太棹三味線を聴きました。竹本泉太夫さんの紙芝居風の義太夫解説には、子供たちだけでなく、講師・スタッフも大喜び。大きな声で義太夫を稽古しました。子供たちに判りやすいように童話のストーリーを三味線に合わせて聞かせる野澤松也さんの演奏も楽しみました。
 

 

 

6日(日) 歌舞伎の演技の体験、歌舞伎音楽を体験する(その2)

 

全体稽古の後、6年生は鳥羽屋里夕先生と文五郎先生の指導で、長唄三味線で、「ほたる来い」を一曲弾けるまで練習。4・5年生は田中傳次郎先生の指導で鳴物楽器の合奏を行い楽しみました。
 

 

 

7日(月) 歌舞伎の演技の体験

 

この日は「対面」の”総ざらい”。ツケ打ちや下座音楽も入れての通し稽古をしました。A班が演技をしているときはB班・C班が見学して、お互いにセリフや振りを確認しました。小道具の扱いかた、型の修正なども入念に確認。
 

 

 

8日(火) 
舞台の仕込み(建て込み)見学、歌舞伎の扮装の実習、舞台稽古

 

舞台の仕込み(大道具の建て込みと照明のセッティング)を見学し、團蔵さんからお話をうかがいました。舞台稽古では、初めて化粧をして、衣裳・かつらをつけました。かつら、化粧、衣裳の着付け、舞台での用意・・・と楽屋は本番さながらの忙しさ。先生たちに手伝ってもらいながら小さな役者さんのできあがり。舞台でしかできない、立位置の確認など明日の本舞台を控えて入念な稽古を行いました。
 

 

 

9日(水) 発表会

 

一週間の体験の成果を披露する発表会。みなとてもすばらしい役者ぶりで、客席から大きな拍手がおくられました。舞台の合間には、時蔵さん、松江さん、芝雀さん、歌昇さんによる体験教室の報告があり、スライドを使って教室の様子も紹介されました。終演後は梅玉担当理事から講評とご挨拶があり、皆に修了証書が授与されました。
 

 

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