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(2016年10月20日)
中村時蝶さんご逝去

萬屋一門のベテラン女方として活躍していた、伝統歌舞伎保存会会員、日本俳優協会会員の歌舞伎俳優・中村時蝶(なかむら・ときちょう、本名:飯島俊雄=いいじま・としお)さんが、10月14日(金)、老衰のためご逝去されました。享年87歳。ご葬儀・告別式は近親者のみで執り行われました。

【略歴】
昭和4年生まれ。三代目中村時蔵に入門し、12年10月歌舞伎座『二条城の清正』の小姓で中村蝶丸を名のり初舞台。18年中村蝶次郎と改名。28年4月歌舞伎座で中村時蝶と改名し名題昇進。
子役から三代目時蔵に師事し、以来四代目時蔵と現・時蔵、その子の現・梅枝と萬太郎まで四代にわたり萬屋一家に仕えてきた。よき時代の女方の雰囲気をもち、ふっくらと穏やかで上品な芸で、『名月八幡祭』の松本女房おつた、『直侍』の蕎麦屋女房おかよなどを当り役としていた。最後の舞台は平成25年6月歌舞伎座『助六由縁江戸桜』の揚巻付遣手おかつ。
平成3年6月松竹社長賞。14年第八回日本俳優協会賞功労賞、文化庁長官表彰。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

※時蝶さんの芸歴などはこちらのページもご覧ください。